幼なじみ
「入院...ですか...」
数時間後。
俺は優衣と病室にいた。
病気が進行してる。
聞かなくてもわかった...
でも優衣は笑顔で聞いた。
「進行してますか?」
医者は一瞬驚いた顔をした。
その後ひとつ咳払いをして、静かにうなずいた。
「そうですか...入院しかないですか?」
優衣、何でそんなに冷静でいられる?
優衣、何で泣かないんだ?
泣き虫だろ??
俺なんかよりずっと。
泣き虫の優衣が泣かないことに。
弱虫の優衣が強いことに。
すぐあせる優衣が冷静なことに。
俺は動揺を隠せなかった。