眠る心
何通りもの

愛の言葉よりも

今、この時

触れ合いたい

感じ合いたい

愛は、語るものでは無く

耳元でそっと

囁くもの・・・

「しゅうちゃん

 しゅうちゃん」

凪子の自分の名を呼ぶ囁き声は
耳に優しく、柊雨は幸福を得る

凪子もまた、愛しい人の
腕に抱かれ、幸せを噛み締める

日差しが眩しく降り注ぐ。

凪子は窓の外の風景を
見つめながら何かを考えていた

目を覚ました、繭子は
凪子に近寄り話しかけた。
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