私の王子様☆
「むかつくのよ!」

「え?」

美咲先輩は泣いていた。

なんで?

何で泣くの?

私何もしてないよ?

「いつもいつも杉浦先生といて、うっとうしいのよ!」

「私以外にも美咲先輩達も杉浦先生といるじゃないですか!」

「あんたがいると迷惑なのよ!もう杉浦先生に会わないで」

美咲先輩は教室に戻った。

なんなのよ!

彼女じゃないくせに!

先生の事何もわかんないくせに!

「うわぁーん!」

私は屋上で泣いた。

「うっひくっ」

涙とまんない・・・

「芽依!」

「せんせ・・・」

なんでここにいるの?

「先生・・・なん・・・で?」

「なんでじゃねーよ!五十嵐が怒りながら屋上から出るから何があったかきたらお前が泣いてたんだよ」

「あのね。ヒロ」

私は、久しぶりに先生をヒロと言った。

「うん」

先生はまじめに聞く。

「さっきね美咲先輩に、叩かれた。もうヒロと縁切れって、二度近づくなって・・・どうしたらいいの!私・・・別れたくないよ・・・」

「芽依・・・」

先生は私をギュッとしてくれた。

「俺が芽依と別れるわけないだろ?それに、五十嵐には必ず彼女がいる事いうから。」

「うん・・・」

先生は私にキスをした。

「次数学だ、行くぞ」

「うん!」

数学だ!

先生の顔ずっとみれる!

「なにニヤけてんの?」

「べつに~♪」

「変な奴~!」

先生ずっとわたしの側にいてね。

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