キミの名を呼びたい ~Mirror~
てか、もう琉磨来る時間じゃん!!
制服すら着てね~
食器は帰ってから洗うとして
とりあえず制服、制服…
どこだよ、シャツ!!
アイロンかけてからどこ置いたんだっけ??
~ピンポーン~
「俺だけど。行くぞ!!」
ヤバっ!!
琉磨来たし…
「おう。ちょ待って!!
たく、どこだよ。」
シャツ発見!!
全く朝飯もろくに食ってないのに。
よし!!準備オッケー
「行ってきます。
って今日も母さんいないか…
お待たせ。じゃあ行くか!!」
「おせーよ!!」
「悪い、悪い。
昨日自分でアイロンかけたら
置いた場所忘れてさ。」
「和真って相変わらずドジだな。
てか、今日もお前の母さん
いないんだな…」
「いいんだよ。
あんな、いるかいないか
分かんない母さんなんて。
かと言って指示逆らうと
怖いけどな。」
「んで、そんな母さんの指示で
今日は幼なじみちゃんを
迎えに行くわけだ。」
「ま、そう言う事。
すぐそこだから
学校行くのと変わんねえし。
てか、通学路沿いだから
断る理由もなかったしな。」