サガシモノ~愛と友情の果てに~
ある日、最近はめっぽうおとなしくなっていたトーマスが、キレた。
相手は、郷をいじめていたトーマスのガールフレンドである。
きっかけは、彼女…ナンシーの一言だった。
「もう郷なんかと話したりしないでよ!」
もちろん、恋人として、当たり前のセリフだった。
しかし、トーマスは……
「ふざけるな!なんか、だと?!郷をバカにしやがって!」
彼女の胸ぐらをつかみ、トーマスはにらみ続けていた。
騒ぎを聞きつけて、教室に来た郷は、驚きのあまり、話したこともないクラスメイトに話し掛けていた。
「なんなの?」
「君が原因だろ?」
「え?どういうこと?」