サガシモノ~愛と友情の果てに~
それから2人は、ほぼ毎日一緒にいた。
ついにはトーマスの家で居候させてもらえる事にもなり、トーマスを好きなクラスメイトにいじめられた程だった。
そのたびに、あの砂浜でトーマスに寄りかかって泣いた。
「なんで、あたしなんかと仲良くすんの…?」
毎度毎度、それを尋ねた。
トーマスも、毎回答えは同じだった。
「郷と仲良くしたいから!」
そのまんまの返事に、いつも安心していたのであった。
いつしか、郷とトーマスはお互いになくてはならない存在になっていた。