甘い声で囁いて


「違うってば」



「いーや!違わない!!」


「違う!あたしはもう恋なんてしないって決めて..え?」


「え?みゅう?」


あたし、今何て言ったの?


恋しないって


だってあたしは響君の事しか好きになったことないんだよ?


それなのに何でそんな事を口に..


「みゅう?」


呼ばれて我に返ると同時にチャイムが鳴り響いた。


「とりあえず、そゆことなんで。行くよみゅう」


「あ、うん」



最後に小さくお辞儀をして茫然としている先輩を放って教室に入った。




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