洒落にならない怖い話
抱きついてきてる妹の体が、異様に冷たい。


それに、開けといたはずの部屋の入り口がいつの間にか閉まってる


そしたら急に、部屋の戸(俺の部屋の入り口は引き戸)がドンドン叩かれた。


聞こえてきたのは、妹の泣き声。


「ちょっと!あけてよぉ!!おにいちゃん!!なんでこんな意地悪するん!?部屋入れてよ!!」


紛れも無く妹の声。


じ ゃ あ 今 お れ に 抱 き つ い て き て る こ い つ は な ん だ ?


ぜったい人間じゃない、やばい。


俺は焦って引き剥がそうとするがなんかすごい力で俺に抱きついていて、全然引き剥がせない。


むしろどんどん抱きつく力が強くなってきている。


痛くて声が出ないくらい締め付けてきやがった。


背骨が折れそうだ。


肘でガンガンそいつの頭をどついても微動だにしない。


肋骨がミシミシなって『もうだめだ』と思ったら、急に部屋の戸が開いてじいちゃんが入ってきた。


入ってくるなりじいちゃんは「こら、あかん」と言って下におりて行き、塩と酒(後で聞いたらお神酒だった)を持ってきて、急に俺にぶっ掛けやがった。


そしたら、ずっと俺に引っ付いてた子供がスーっと消えていった。
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