ハフピスライン
「まぁいいか。魔吸石があればまたストックして最大数を増やせるのか」
「一応そうなるな。けど充電に二日かかることになる。最大まで打っちまったらな」
「ふーん、色々とまともに戦えるまでには課題が多いな。まぁ頑張れ」
「なんだよ、課題って。そういえば訓練とかも出来るんだろ」
「一応アフランシールなんだから戦闘訓練くらいしないとダメだろう。けどライガはムリだな。そんな武器の訓練ないから」

確かにその通りだろう。ショックだな。そしたらどうやって強くなればいいんだよ。魔王軍と戦ってトリアイナを救わないといけないのに。

「大丈夫だ。オレなりに考えがある。ライガは実践馴れずれば大丈夫だろ。つー訳でちょうどいいクエストがあるから行くぞ」
「クエスト? ちなみにランクはどれくらいだ」

オレはCランククエストがほとんだぞ。ジークのようなレベルの高い奴の行くようなクエストはムリ。

「ちなみに最高ランクで経験したことあるのは」
「Bランク。もちろん失敗した」
「理由は?」
「弾が切れたんだ。魔物の量が多すぎた。なんとか逃げてきた」
「大丈夫大丈夫、楽勝だって」

本当に大丈夫なのだろうか。もの凄く不安だ。
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