【完】肉食系上司様〜獣族の女王と獲物の俺〜
「…ああああ!ウゲッ!」



深い深い暗闇から、俺は明るい空間へ放り出される。



「ちょっと!いつまでも見苦しく寝転がってないで起きなさい!」



ヒノエさんは俺を早急に立たせると、耳の付いたパーカーのフードを被せる。



「これで魔獣の子供に見えなくもないわね。」



と言うと、ヒノエさんも自分の耳をと尻尾を出す。



「ここはもう…魔界なんですか?」



「そう。ここは閻魔団の城かしらね。」



ヒノエさんは後頭を掻きながら答える。



「ヒノエ・ロア・ヴェル殿!お久しぶりです!」



そんなヒノエさんに、声変わり前の男の声がかかった。
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