幼なじみは年の差7歳【完全版】
冬馬兄ちゃんと食事するのなんて久しぶり。
ううん、こうやって出かけたのだって…久しぶりだ。
冬馬兄ちゃんはずっと変わらないのに、私の方が避けていた。
良明くんと付き合い始めて、冬馬兄ちゃんを忘れる為に距離を取って…。
でも、冬馬兄ちゃんと一緒に居るとやっぱり落ち着く。
冬馬兄ちゃんと過ごしてきた時間が長いから、その分だけ心が落ち着く気がする。
「早いけど夕食にしちゃおう。
家に連絡しときな?少し遅くなっても、俺と一緒だって言えば大丈夫だから」
「…ん」
冬馬兄ちゃんと一緒。親はそう言えば安心する。
冬馬兄ちゃんは幼なじみで年上だから…それ以上は何も無い、から…。
…少しだけ寂しさを感じながらメールを打つ。
(ヤだなぁ、私…未練だらけだ)
ずっとずっと、冬馬兄ちゃんのこと考えちゃってる。
良明くんのプレゼントを買いに来た帰り、なのに。