依存~愛しいキミの手~

圭介の家

タクシーに乗り、圭介の家に着く。


「でかっ!!」


住宅展示場に建っているような大きな家に驚いた。


記憶が飛び飛びだが、螺旋状の階段を上って圭介の部屋に行き、座り心地の良い白いラグに座った所までは覚えている。


うー…ん…重い…。


右肩に何か乗っかっている重さがあり、目が覚めた。


ゆっくり目を開ける。


ぼやけた視界がだんだんとハッキリしてきた時、心臓が止まるかと思った。


体が硬直する。


え、え、え!?


こ、これって…。


右肩に乗る圭介の腕。


頭の下にも圭介の腕…。


私の腕…は…?


確認しなくても分かる。


圭介の背中を握りしめている。


私の目の前には、ネクタイの緩んだ胸元がある。


え…どういうこと!?


毛布がかかってるから、ベッドの上だ…。


いや、そんなことどうでも良くって、何!?この大勢!?

心臓がバクバク鳴り始める。


私が抱きついてた腕を動かすと圭介の腕も動いた。


やばっ起きた!?
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