依存~愛しいキミの手~

ミレニアム

1000年代最後の夜、私たち、美香カップル、知美カップルは横浜八景島シーパラダイスにいた。


みんなで年越ししようとは言ってたけど、都内だとお客さんに目撃される率が高いから、横浜の方で何かない?と聞かれ知美と調べた結果シーパラダイスになった。


「シーパラ久しぶりに来たね!」


美香が優に笑いかけた。


駅からの道をみんなで歩いていると、軽い遠足気分だった。


「うわっ海沿いだからさみーっ!」


りょうちゃんが腕をさすり、知美の手をポケットに入れながら言う。


オールナイトチケットを買い、とりあえず寒いからどっかで酒を飲もうとなりレストランに入った。


「とりあえず、今年もお疲れ~!」


優がそう音頭をとり生中で乾杯した。


店内は中高生でごった返している。いたる所でコールがかかりレストランと言うか居酒屋状態。


「俺、ここにいるとオヤジに見えねぇ!?(笑)」


りょうちゃんが笑って言った。


「よっオッサン!!若いとこ見せろ!!」


美香が手をメガホンのように、口の横に当て言った。


りょうちゃんが生中を一気に飲み込む。


「オヤジなめんなよ!」


と、美香を小突いて笑った。


ビールを何杯か飲み、店を出てブルーホールに乗ろうと長い列の最後尾に並ぶ。
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