依存~愛しいキミの手~

受験

推薦入試当日。


私は久しぶりにスッピンと紺のハイソックスで電車に乗った。


横浜駅で乗り換えて、志望校に着く。


緊張しながら、受験生が集まる食堂に行った。


空いていた席に座り、先生の説明を受ける。


受験票の順にエレベーターに乗り面接のある教室の階へ行った。


エレベーターホールに置かれたパイプ椅子に座り、名前が呼ばれるのを待つ。


大丈夫、大丈夫。


緊張がピークに達して、手をギュッと握りしめながら抑えていると、向かいに座る女の子と目が合った。
口をパクパクしている。


?


口の動きをよーく見ていると


『が・ん・ば・ろ・う・ね』


だった。


私はなぜか一気に緊張がとけ、その子に向かって笑顔で頷いた。


私の名前が呼ばれ、程良い緊張の中ドアをノックした。


面接では、学校でもらった去年の質問ばかりが出たため、上出来だった。


面接を終えて私はにっこりしながら学校を出た。
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