線香花火~ひと夏の小さな恋~
その日の放課後。

私は、約束通り学校の近くにあるマックに入った。

「杏李先輩!こっちこっち」

桃子ちゃんは、手を振ってくれた。

もう、本当に可愛いんだから!

私は、テーブル席の桃子ちゃんの向かいの席に座った。

二人で、マックシェイクとポテトを頼んだ。

「それで、相談ってのは?」
< 21 / 58 >

この作品をシェア

pagetop