線香花火~ひと夏の小さな恋~
『親友』

この言葉が、たまに恨めしく思う。

親友だから、それ以上の関係になる事はない。

そういったものに締め付けられる。

それをわかった上で、保育園の時からずーっと、ずーっと・・・。

一番近くにいる。

いつも隣にいる優馬。

いつも笑っている優馬。

いつもなんだって話せる優馬。

そんな優馬が、気になって気になって、ムカつくほど気になって仕方が無い。
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