雪の種




履いていた靴と靴下を脱ぎ裸足で大地に足がつくことを確認する、感触が分かることを確認する。



あたしはここで生きている。



ふと空を見上げた、星が瞬き雲ひとつない晴れた夜空。



晴れになったんだね、綺麗だよ。



あたしはまだ雨、それどころか豪雨と雷になってるじゃない。



原っぱに寝ころがって今度は全身で自然を感じた。




「何、どうしたの?」





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