3番目の高度合成数。-年下のキミと-
 お粥を温め、口にする。



 重たい体。


 熱の上がる体。


 欲しい言葉をくれない朋くん。


 優しい朋くん。


 仕事に行ってしまった朋くん。


 キスを、避けた自分。


 一人の部屋。



 ……朋くんの用意くれたお粥。



 自分でも何を考えているか分からない。




 だけど。







 やけに切なくて、涙が出そうだった。
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