3番目の高度合成数。-年下のキミと-
 聞くと、おじさんの会社でもIT部門の人はすぐに転職していってしまうそうだ。



 確かに、こないだ合コンした人たちも、今の会社は三年目だとか浅い人ばかりだった。

 会社が好きなのではなく、その仕事が好きなだけのようにも感じた。

 私だって実際、会社ではなく、職種で転職を求めている。



 おじさんは、そういう環境に"馴染んでしまう"大志くんを心配しているのかも知れない。




 でも……。





「堪え性がないとか、それは職業じゃなくて、その人の問題じゃないですか? 今から夢を持って、自分で勉強している大志くんがそうなるんて思えません。

おじさんは、自分の息子がそうなると思ってるんですか?」



 おじさんは少し驚いたように私に顔を向けた。


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