3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「う~ん、香りが足りないから70点。でも、美味しいよ」

 大志くんの入れてくれたオレンジティーの評価に、マスターが向こうでニヤリと笑っている。


 そんなマスターに恨めしい目を向けながら、温度か……とブツブツ言っている大志くんが可愛い。


 マスターの反応やら、大志くんやらを笑って眺めていると、大志くんがジッと見つめているのに気が付いた。


 目が合うと、大志くんの顔が赤くなった気がする。

 
「……?」


「あの、実句さんの彼氏さんって、どんな人ですか……?」


 大志くんがちょっと上目遣いに聞いてきた。

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