ひめがたり~いばら姫に真紅の薔薇を~
ああ――
青の光が、益々弱まっていく。
それが玲くんの命の灯火のように思えて仕方がない。
『……。俺、機械と相性悪いし』
薄まる…青い障壁。
「馬鹿煌ッ!! そんなの言ってる暇ないんだってッ!!! 玲くんの結界が消えたらもうッ」
涙が流れてくる。
煌は――
やはりあたしを拒んでいる。
あれは夢じゃなかった――。
「あたしを嫌いになったらなったでいいから、あたしなんて放っておいていいから、だから玲くんだけは助けに来てよッ!!! お願いよ、煌ッ!! 玲くんを助けてよッッッ!!! 玲くんを…玲くんをッッ!!!」
だけどあたしの悲鳴は、
あたしの懇願は――
ぶちっ。
「…… 切られた」
一方的に電話を切られてしまったんだ…。