愛羅武勇
「急げー!お昼だっ!」

あたしは売店の一日10個のめっちゃ美味しいメロンパンを求めて、

階段を2段とばしで走っていた。

ツルっ!

「きゃあ!?」

ガシッ!

「あっぶねー、結奈大丈夫?」

嵐君だぁ~(涙)安心して涙出たぁ…。良かったー、ふぅ。

「ありがとう、嵐君」

「どーってことないって。結奈が怪我しなくて良かった!」

ああぁ、駄目だ。嵐君からめっちゃキラキラオーラがっ!

しかも今、あたしお姫様だっこされてるからね!?

周りの女という女からの視線が痛い!

先生までもが!

恐るべし、藤岡嵐…。

ていうかその彼女もだよね。

恐るべし、峰沢椿…。

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