すれ違う心






「あ~…。今日やった授業のこと?そんな真剣に考えなくてもいんじゃない?」




「でも…」




「でも?」




「自分の夢が知りたくて…」



自分の夢がしりたい。

夢ってなんなんだろう。



そんな時、有弥は言ってくれた。



「夢は探すと見つからない。自分が歩いていると自然に見つかるもの。だから焦る必要なんかないんだよ。」



私を見つめ、微笑む有弥。




「うん…ありがとう」



「じゃあ帰るわ。持って帰るの忘れた教科書も見つかったし」



と置き忘れていた教科書を見せる。







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