愛しい記憶
それがなにかは分からない。

でも…遥さんは私にとってすごく大切な人だったような気が…


なんだっけ…?

思い出せない…

この場所も前に来たことある?

「…美沙…?」

私の異変に気づいたのか遥さんが顔を覗いてきた。

頭がズキズキ痛む。

「つっっ…!」

頭割れそう…

「美沙!?」

遥さんが私の肩を支えてくれる。

それに任せて私は倒れ込んだ。

「美沙!!」

遥さんの声を聴きながら私は意識を投げ出した。
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