離さないでよ。
――チャプン…
川に火傷した手を浸した
夜の川は冷たくて気持ちいい
「お前ほんとガキ。」
草っぱに座って
川に石を投げながら
アキが言った
「まだ言うか君」
指先を川から上に
羽あげて少し水をかけた
「わっ、」
一度かんなを見ると
アキも少しの水をかんなにかけ返した
「フフッ、馬鹿」
バシャッと勢いよく
火傷した手を水から上げると
手を振って水をきった
「もう大丈夫!さ、ご飯ご飯♪」
ほんとに子供のように
かんなははしゃいだ
「ったく。」
先にあるきだしたかんなの後を見守るように
後にアキがついていった