舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜
「ハッピーバースデー」


「…ッあ、ありがと・・」


振り向いたそこにいたのは両手いっぱいの花束を抱えた怜音。


その大きな花束を私に渡して、拍手した。


「20本あるよ」


「本当に、なんか…言葉が出ない」



そう言って怜音に苦笑いを返すと、頭を撫でられた。


それを見ていたスタッフたちからは『おー!』とか『ヒュー!』とか冷やかしの声が上がっていた。


「バレエ、頑張れよ。応援してるから」


「ありがとう」


バレエ団の期待だけじゃない。


こうして、私にもっとバレエと向き合う時間をくれた怜音にも恥ずかしくないように、も
っとバレエを頑張らなきゃ。



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