舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜
19時になり続々とオーダーが入る。


今日はフルーツの盛り合わせの一番高いランクのオーダーが入って、かなりの量のフルーツを切った。


30センチは高さがあるその盛り合わせという名のタワーを、ホールのスタッフによたよたしながら渡し、フウッっとため息をついたら、後ろからも息を吐く声が聞こえ、振り向いた。



「落とすんじゃないかと心配で」


保っちゃんはいつものようににやりと口角を上げていた。


「うん、私も思ってました」


「あそこまで頑張って落としたら最悪ですよ。俺、泣きますよ」


「うん、私も泣いちゃいます」


保っちゃんと合作で超大作を完成させ、また次々と舞い込んでくるオーダーをさばいた。ときどきドリンクも作ったりして、できることはやらせてもらった。


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