4人の嵐
『へっ?何々!?…誰ですか?』
状況が掴めない様子でおろおろする私の1番の友達の唯。
そらびっくりするよね。
私が唯だったらたまげてびっくらぽんだよ。
「ごめんっ、唯!」
あーっ!!何から説明していいか分からないっ。
「えと…と、とりあえず自己紹介して下さい!」
先ずはお互いを知ることが大切なはず。
だって唯、超不振な目で嵐4人を見てるし。
「とにかく中に入って下さいっ、はい、4人とも座って」
唯がいたことに驚いたらしい嵐達は一時停滞。
でかい体でドア付近に溜まられると邪魔でしょうがない。
とにかく部屋に詰め込んで座らせてた。
「右から自己紹介お願いします」
『えー、川岸竜(カワギシ リュウ)20歳です。自己紹介って何喋ればいいんだっけ!えと……とにかくすんませんっ』
『相沢一(アイザワ イチ)でーすっ。びっくりさせちゃってごめんね?』
『雨宮永樹(アマミヤ エイキ)20歳。ねぇ那子、喉乾いた』
『小田真人(オダ マコト)です。こいつらガキみたいで本当申し訳ないっ。一応大学生なんだけどね』
「1人っ、私情を挟まないで下さい!」