ゴーストシステム
チュンチュンとすずめの声がする。

「ん・・・」

あのまま倒れて朝になってしまったらしい。

「そうだ!手首!」

バッと左手首に目をやると、あの魔方陣がくっきりと浮かび上がっていた。
次に思い出したのがあのぬいぐるみだった。

「秀人?」

小さな声で呼んでみる。
返事はない。

机の上に置いたはずのぬいぐるみ。
恐る恐る少しずつぬいぐるみが視界に入るように頭を上げる。

「ひっ・・・」

思わず口を手で押さえた。
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