ゴーストシステム
「あ、セナおはよう」

「お、おはよう」

セナは明らかに挙動不審だった。
秀人の体は引き締まっていて、筋肉も程よく付き、とてもかっこよかった。

秀人は中学の頃女子達にとても人気があった。
バレンタインの日には必ず複数の女子からチョコを渡され、告白されていた。
でもいつも好きな子がいるからと断っていたらしい。

あの頃はバレンタインが来るたびにハラハラしていたものだ。

すると、秀人の視線がある所で止まっているのに気づく。
< 58 / 116 >

この作品をシェア

pagetop