メガネ男子は俺様王子さま

「あの…約束って?」




さっきから繰り返される約束は、どう考えても私絡みですよね?何か約束しましたっけ?


安斎さんとは、拓海に黙っている約束しましたが、ここに拓海がいる以上それはもう無効ですよね?私が言ったわけでもないし、いいんですよね?




訳がわからず思わず立ち上がって、つかんでいる拓海とつかまれている安斎さんの間をキョロキョロ見ていると、盛大に舌打ちをした拓海は安斎さんから手を離し、「畜生!」と怒鳴りながらガバッと腕の中に私を抱き込んでしまいました。




えぇ〜!私?


「あの…えっと、その…どうしたの?た、拓海?黙っていてごめんね?」


とりあえず罪悪感から謝ってみました。





「美羽のことじゃねぇ。お前は悪くない。」

ギュッと更に強く抱きすくめられてしまいました。




「ふ〜ん。美羽ちゃん、その姿でも拓海って呼ぶのね…。ま、2人共少し落ち着きなさい。話が出来ないわ。」




いえ、安斎さん!それはムリです!落ち着けません!


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