メガネ男子は俺様王子さま

みんながとりあえず席に着くと、満面の笑みで社長さんが口を開きました。


「さぁみんなで美羽ちゃんのこれからを考えよう!」


にこやかな口調なのは社長さんだけです。安斎さんも難しい顔をしてるし、拓海に至っては不機嫌全開です。私の未来は暗い…ってことですか?




「考えるまでもねぇよ。巻き込むなっていったろ。この間のことは、非常事態だ。」
苦々しい顔で拓海が強く言い切って、ますます空気が重くなりました。私は、どうすればいいのでしょう…。オロオロ拓海と社長さんとを見ていると、




「この間は確かにそれでもよかったから約束したけど、今日のことでそうもいっていられなくなっちゃったのよ。」



そう言った安斎さんの顔も渋いものを飲み込んだようです。そんな…まずい事態なんでしょうか?泣きたくなってきました。



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