メガネ男子は俺様王子さま

「…どうかしましたか?」



安斎さんの見たことのない真顔に、つい一歩引きながら聞いしまいました。何だか視線が痛いです…。




「あぁ、ごめんね。いつもの美羽ちゃん見慣れてると、ちょっと不思議なのよねぇ。」





意味がわからず首を傾げると、ようやく安斎さんは笑ってくれました。



「そうよね、中身は変わってない、っていうかきっとこんなに変わって感じるなんて美羽ちゃん本人にはわからないのよね。でもこうして目の前で見るとね、何て言うかこう…」


そこで安斎さんは手をワキワキさせてから苦笑して、溜め息をつきました。



「こっちの一方的な感情だから怒らないでね?何か胸に棘が刺さったような…小さな罪悪感を感じるのよ。普段は綺麗になっていくモデルを見ていくのがとっても楽しいの。もっともっと磨いて、誰よりも綺麗に美しくって思うんだけど…」



「…すみません。今一つ綺麗になれてないですよね。」



私は両手を広げて自分に着せられたとてもかわいらしい洋服を眺めて見ました。

「もっとモデルらしくなれるよう頑張ります!」


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