裏切りそして塀の中。
とりあえずその日は普通に遊んで帰った。

数日して夕方あさみから電話あった。

『さおりがシンナーしよる!今すぐ来て!』

『わかった。』

まだ信用できなかった。
でも言われた場所に行くと、ギャラリーとさおりとあさみと"まゆみ"がいた。

あさみとまゆみの前にさおりが正座して座っていた。

『なん、もうはじまっとっと?』

『いや、まだ。やぎらぁ待ちやった。』

『あ〜そうね。ごめん。
で、なんで呼び出されたかわかっとると?』

とさおりに聞いた。
『知らん。』

『知らんちあんた自分のした事わかっとらんと?』

『…。わからん。』

『わからんがあるかやん。もうボジケとると?ってか脳みそとけるの早くね?元からないか?』

と言うとバレてたのかって顔をした。

『だってやよい先輩がせろってゆったけん…。』

『せろってゆわれたらすると?なら今からお前死ねやん。ゆわれたらするとやろうもん?さっさ死ねやん。』

『…いや。』

泣きそうになってた。

『そりゃあタメやもんね。先輩からゆわれんとせんとたいね。』

『そうじゃないけど。』

言い終わろうとする前に顔面に蹴りを入れた。

我慢できんくて、してしまった。
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