an alley cat
―目を覚ますと目の前には学校。



ここ、冬真くんたちが通ってる学校だ。



私は大きく聳え立つ、校舎を目にして驚いた。



今日から、“人間”として生活ができる。


少し不安だけど、何とか頑張ろう。


一歩、踏み出した途端、ズキンと足に走る痛み。



「?」


私は右足のハイソックスをゆっくりと下げる。


「っ・・・!」


右足の足首が紫色に腫れている。



―朝、朝実ちゃんに蹴られた場所。


朝実ちゃんもこの学校に通ってるんだ・・・そう思うと、なんだか気が引けてならない。


だけど、冬真くんに会いたい・・・。





「ありがとう」って、




「ごめんね」って、




「好きだよ」って・・・、





一番君に、伝えたい事。

















「あ、黒田さん?担任の山川だ、よろしくな」


担任の山川先生が、私を連れて教室へと向かう。


―コツコツ・・・コツッ・・・


何故だか静まり返った廊下。



初めて学校に入ったけど、こんなに廊下は長いの?





ドキドキと高鳴る鼓動。



―あぁ、今日から冬真くんと同じ学校に通えるんだ、と痛感。





なんだか、胸が熱い。

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