小さな恋物語
この花が枯れるまで、

この花が枯れるまで、

俺は一生に一度の恋を経験した。
でも、突然君はいなくなってしまったんだ。

◆◆◆◆

俺は君を愛していた、信じていた。
近くにいるからこそたくさんケンカもした。
でも、君といれたから…
苦しい事もあったから笑いあえたと思うをだよね。
何も守ることのできない俺の腕で抱き締めたんだ。

◆◆◆◆

もう2度と会えないはずの君が俺の名前を呼ぶ声がした。

あの日から今日までに俺がなくしてしまったものは、きっと君の中にある。
君が俺の所に来てくれるなら、俺は少しずつ少しずつあの頃の俺になってもう1回君と生きたい。

俺の心は1回白に戻すから。

待ち合わせも、約束も、連絡もできないから、俺は君と出会った、過ごしたこの街にいる。
君に出会えたのは偶然。
でも、「偶然も2度目には運命」教えてくれたのは君だよ。

嬉しい、楽しい記憶から消えていく。
でも、君の微笑みばかり浮かぶんだ。

俺は今、柳の下にいるよ。
君の事ばかり考えてるんだけど。

この街のどこにも君はいない。
そんな事は知ってるよ。
でも、君を感じさせてよ、

この花が枯れるまで…

(完)
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