私こそ光る☆君~グランプリ編~
憤りを感じて射るような眼差しでスタジオの入り口付近を見遣れば、顔の前で手を合わせる志乃さん。
こうなることを予期したのか、絶対に視線がぶつからないように目を閉じている。
あっ、今のシーンはもちろんカットね。
“ごめん、忘れてた”
口パクで、確かにそう伝えられた。
『はぁ~っ……。
なんかもういいや』
額に手を当てて、ため息をつく。
志乃さんだって忙しかったし、仕方ないよね。
自分から聞かなかった私も悪いし。
「ヒカちゃん☆」
「……頑張る?」
由依と清龍に心配そうに言われれば、答えは1つ。
『2人ともありがとう』
頑張るしかないじゃん!!
「でもこれ、どうやってやるんだろうね?」
ガクッ。
話の流れをまるで無視したかのように割り込む疑問の声。
『ちょっと!!
いきなり何なの、紫水!?』
温度差激しすぎて、せっかく上がったテンションが下がっちゃったでしょ!?
こうなることを予期したのか、絶対に視線がぶつからないように目を閉じている。
あっ、今のシーンはもちろんカットね。
“ごめん、忘れてた”
口パクで、確かにそう伝えられた。
『はぁ~っ……。
なんかもういいや』
額に手を当てて、ため息をつく。
志乃さんだって忙しかったし、仕方ないよね。
自分から聞かなかった私も悪いし。
「ヒカちゃん☆」
「……頑張る?」
由依と清龍に心配そうに言われれば、答えは1つ。
『2人ともありがとう』
頑張るしかないじゃん!!
「でもこれ、どうやってやるんだろうね?」
ガクッ。
話の流れをまるで無視したかのように割り込む疑問の声。
『ちょっと!!
いきなり何なの、紫水!?』
温度差激しすぎて、せっかく上がったテンションが下がっちゃったでしょ!?