私こそ光る☆君~グランプリ編~
『ひょっとして由依、ヤキモチ妬いちゃったの?』
からかうつもりで発したひと言。
このひと言が、後の私を大きく揺るがすことになる。
「……そうだよ。
僕だってヤキモチくらい妬くよ!?☆」
『……え?』
辺りの空気が一瞬にして凍りついたのがわかった。
堪えていた感情を吐き出すように語る由依に目を見張る。
そんな私に構わず由依は続けた。
「“可愛い”って、好きな子がそう言ってくれるならそれでもいいと思ってた。
一緒にいたいって思ってくれるなら、それでもいいって思ってた。
でもね、ハルちゃんやしーちゃん、セイくんは“可愛い”じゃないでしょ?☆」
揺れる瞳に映る感情は深い、悲しみ。
「頑張って、いいとこいっぱい見せたらいつか、“かっこいい”って言ってくれると思ってた。
だけど、僕の気持ちにちっとも気づいてくれないから。
さっき収録中に言った言葉、全部ウソじゃないよ?
全部、僕の本当のカナちゃんへの気持ちだよ?☆」