私こそ光る☆君~グランプリ編~
「つまりは、同じアイドルグループのメンバーにこれまでそんな雰囲気はなかったのに、急にしかも全員一度に告白されて、どうしていいのか分からない、と」
『……うん』
私のつっかえながらの説明を要約した由梨亜の言葉に力無く頷く。
力無い理由は泣いているから。
自分では一晩眠ってけっこう平気になったと思ってたんだけど、やっぱりショックが大きかったみたい。
それに加えて、由梨亜が“好きなだけ泣いていい”なんて殺し文句を吐くから、話してる途中でボロボロと……。
「ついにその異常なまでの鈍感さが牙をむいたか……」
『ううっ……』
返す言葉もございません。
「まあ、あんた今までも散々、無自覚天然ぶりを発揮して華麗なまでに数多(あまた)の男を袖にしてたからね」
『えぇっ!?』
何その悪女っぷり!?
由梨亜の語った事実には全く覚えがなくて、驚きすぎて涙が止まってしまった。
そんな私を見て、由梨亜は肩を落とす。
「こっちは言われても分からないか……」