私こそ光る☆君~グランプリ編~
『最後に僕から歌を贈らせてください。

詞は僕自身が書きました。

大切な人との出会いに感謝をこめて』


この歌を人前で唄うのはこれが最初で最後。

すごく反対されたけれど、レコーディングは行わなかった。


大量に複製されたCDから発される紛い物の音なんかじゃなく、今、この声(おもい)を受け取ってほしいから。

今、この場でなければ意味がないと思うから……。



『虹色の庭』



~♪~♪~♪~♪~♪~


額に手をかざし
空を見上げる
けれどいつもそこに
待ち焦がれるほどのものは
見出せなくて
ただぼんやり眺めていた

物足りない毎日
それに気付くことさえ
忘れていた日々
気まぐれに飛び込んだ世界
そこに咲き誇る貴方がいた

太陽に向かって微笑み
雨音を慈しみ
雲の影に寄り添う
そんな生き方
初めてだった

どんな時も貴方は貴方で
誇らしげに自分の色を掲げて
いつも隣にいてくれた

今日も明日も
願わくば永遠に
貴方の隣に
空に紅色の
光の花を咲かせて


~♪~♪~♪~♪~♪~




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