私こそ光る☆君~グランプリ編~
「この話は今はここで終わり。

詳しいことは移動しながら話すわ。

ほら、ボサッとしてないでさっさと顔を洗って!!

事務所の前に車を回しておくから、3分で支度しなさい」


『ちょっ、3分なんて無茶な~!!』


言うなり部屋を出て行く志乃さんの背中に向かって悲鳴をあげた。




『はぁ、はぁっ……。

何とか、間に合いました……』


「よろしい」


3分後。

移動用の事務所の車に乗り込んだ時には大きく肩を揺らし、息も絶え絶えだった。


グランプリに向けて身体鍛えよう!!


そう私は心に誓った。


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