センパイ、頑張って!
「なら何で俺らに相談しねぇんだよ。
俺はファーストだし、全然役に立たないだろーけどよ、

愚痴聞くくれーなら出来るっつーの。」

水口センパイ…。



センパイに愚痴なんて言ったら殺されそうって思うのは私だけ?


「はは、
水口君に愚痴なんて言ったら殺される。」

私だけじゃなかった!!

「でも、ありがとう。」

「いや……、別に。」

センパイの顔がどんどん真っ赤になっていって、
見てるこっちまで恥ずかしくなってきた~!


「あのさ、
水口君って男に言われるとキモいんだけど。
だから秋でいいよ。」


言い方はちょっと酷いけど、センパイの優しさがすごく伝わってくる。


「じゃあ、
私も゛さん゛いらないです。
私の方が年下だし、あんまり気を遣わなくていいですよ?」
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