センパイ、頑張って!
「ぃや~…?



ただ、綺麗な顔してるな~って思ってね?」

そういって顔をさらに近付けてくる。


「そんな事無いっすよ。

そっちの方が綺麗じゃないっすか。」

ぇえ~、そんなぁ~。

とか言いながら笑顔を作るチャラい奴。


髪が長いせいか、なんか女みたいな雰囲気をかもしだしてる。


「やーめーてー!!!!!」

ビクッ!
ビクッ!
ビクッ!
ビクッ!

山田が真っ赤な顔で肩で息をしてる。

いきなりの叫び声に、そこにいた4人はもちろん、周りにいた人たちもみんな驚いた。


でも、すぐに目の前の茶髪が突然笑い始めた。

「は、春菜?

どうしたの?」

山田の友達が驚いたままの顔で聞くと、それを無視して、

「笑い事じゃないよ、優輝君!!

今センパイに何しようとしたのよ!!」


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