センパイ、頑張って!
そうだった…。

忘れてた。

太一たちは気付いてなかった重要なことを…。





この二人は、よく見ると激似だ。

特に目元辺りがそっくりだった。

だからさっき顔近付けられたときも、一瞬山田に見えて振り払えなかったんだ。

「………ぃや、そっちじゃなくて。


春菜さんの方で………。」

春菜って初めて呼んだなぁ。

なんて軽く思ってると、

「ぅお?!

や、山田?」

山田がいきなり飛び付いてきた。

え、何?

太一たち二人は、にやけながらこっちを見てくる。

茶髪は、何が起こったのか分かってない表情。

で、俺も多分茶髪と同じ顔。

「おーい?
山田~?」


「センパイ、もう一回春菜って呼んでもらっていいですか?

さっきのはちょっと集中できてなかったんで…。」
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