スイートな恋はいかがですか?
光君の家楽しみだな~
楽しみで楽しみで午後の授業が
いつもよりかなり長く感じた
終わりのチャイムが鳴ると
私は急いで荷物を鞄に詰めた
でもタイミング悪くあの人
たちに話しかけられた私
「お前、何急いでんの?」
崇君と准太君だ
さっきは興味なさそうにしてたのに
何で今になって興味深々なんだあ?
「もしかして彼氏さん?」
一瞬動きが止まった
勘鋭すぎるよ、准太君
まあ別に隠してるわけじゃないから
当てられてもいいんだけどね
「そうなの、彼氏さんだよ!
だからじゃあね」
よいしょっと鞄を持って
私は足早に教室を出た
2人の冷やかしの声が聞こえた
気がしたけど気にしなかった