メガネ★王子~秘密の俺様男~



「いったーーー……誰??」


私が手で背中を抑えていると




「ごめんごめん、強く叩きすぎたっっ!!取りあえずお疲れ!!!」



後ろから聞き覚えのある声がふってきた




とっさに後ろを振り替えると、私の友達の莉依≪リイ≫ちゃんがいた




「なんだぁー…莉依ちゃんかぁ」





私はそうホッとすると、すかさず莉依ちゃんが




「……で??どうでした??地味男、佐伯蓮とのお仕事は」




手でマイクを持っているかのような形をつくり、わたしの口元に近づけてくる





「それがさぁ!!!佐伯くんが………………あ」





いつものノリで答えようとした




さっきあんだけ佐伯くんに「俺の事は秘密だからな」って言われたのに…………




今あっさり言おうとしちゃってた




言っちゃいけないんだったぁぁあ!!!!








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