白虎連合Ⅲ






けど、そんな私を嫌っている人がいる事も事実。






「やっと夏休みやしー」


「華風調子乗ってるから、やっと自由やわっ」







紫織と一緒にローファーに履き替えている時に、背後から聞こえた声。

後ろを見ると、一年生のギャル達で。



知っている通り、うちの学校の大半はギャルやヤンキーが占めている。

私は両方兼ね備えていて、紫織もギャルの一人やけど。







「なにあいつら!!!」


「一年生やねー」


「常識無いんかっつーの!!!」







そう、常識ない奴だらけ。

それは特に女子で。



同学年のギャル達とは今は何もなく、っていうか普通。

一個下も今は大人しいけど。








「男に囲まれて調子乗んなっつーの」







こういう女は。



やっぱり嫌い。








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