ヴァンパイア・コンップレックス
その日の昼休み、
今日は例外君や、
候補の東雲君探しで学校中歩き回って
神経を使いすぎたから
さすがに貧血気味…

結局どっちも見つからなくて
空振りだったんだけど。


「ごめん…
ちょっと栄養補給してくる。」


そう雅に告げて
屋上に向かった。



途中の階段に
隣のクラスの楢崎くんがいた。


しめしめ、ちょうどいいぞ…


って私ゎ変態オヤジか!!
なんて心でツッコミつつ声をかける。


「楢崎くん久しぶり。
何してるの?」

そう言って目を覗きこむ。

その瞬間
楢崎くんの目の焦点がぼやけた。


「屋上いこっ♪」

と促すと、楢崎くんは
ぼんやりとうなずいて
あるきはじめた。


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