あのころ、グラフィティ
「行こ。たまちゃ...」


貫くんは僕を見て、誰?みたいな顔をした。


「おっと、忘れてた!この方は、この町のハリウッドスターこと、マ・コ・ナ・ガ・セであります!!」

「マコ、、ナガセ?」


あの...もっとわかりやすい紹介の仕方はないんでしょうか?


「マコ?......あ、え!?マコちゃん!?」


どんなリアクションをしたらいいかわからず、ボーっとしてると、たまちゃんが肘でつっついてきた。


「あ、うん。久しぶり、、貫くん。」

「ほんと久しぶりだよね。...来るって聞いてたけど、学校通うんだ?」

「マコちんはね、この町に住むことになったのです!」

「...そうなの?」

「よ、よろしく...」

「でもなんか、、雰囲気変わったね。」

「ほら、長いこと会ってなかったから感覚がね、感覚!ね、マコちん!」

「そうだよな~。もう十何年だもんね。あ...でもゆさじのことで帰ってはきた...」

「ああああああ!!貫、ダメ!その話は!ダメダメダメ!」


たまちゃんは手でバツを作って貫くんの顔に当てた。
そして、またコソコソと話し始めた。





「...ごめん、まこちゃん。今の忘れて...」

< 16 / 77 >

この作品をシェア

pagetop