あのころ、グラフィティ
あたしは待ち合わせ時間より遅れていく。これも計算のうち。
女の子は、浴衣で遅れていくのがいいと言われた。...ねぇちゃんに。



神社が見えて、提灯の真下に、、いましたいました!


「マッコちーん!」



この姿みて、なんて言うかな?

なんて期待したけど、あたしの浴衣には一切触れず、


「遅かったけど、どうしたの?」

だって。



ほんっとにマコちんたら、女心がわかってないんだから!
ま、いいよ。


「なんでもない。ねぇ、今日のあたしは違うでしょ!?」

「うん。浴衣だね。」


『...かわいいよ。』





って、言えよ。
あれ、なんか違う。あたしが想像していたこととまったく違うぞ。

あたしの計画が台無しだぁぁぁー。


「やっぱり人込んでるね。何から見る?」

「なんでもいい...」





撃沈...


おめかししたのにさっ!



「じゃ、始めに金魚すくいやってい?悠太くんにあげようかと思って。」

「あそう。どーぞ、お好きに、、」

「...たまちゃん?やっぱ変だよ。」

「べっつに!あ、金魚すくい。」

< 28 / 77 >

この作品をシェア

pagetop